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エルクリエイト 倒産 破綻 上場廃止 理由 原因

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不動産開発のエルクリエイト(ジャスダック:3247)が倒産(上場廃止へ)しました。
破産時の負債総額は60億円です。

以下、帝国データバンクより引用。

マンション開発・分譲
ジャスダック上場
株式会社エルクリエイト
自己破産を申請
負債60億6000万円 

TDB企業コード:201552452

「神奈川」 (株)エルクリエイト(資本金2億3300万円、横浜市西区みなとみらい2-2-1、代表岡田勇二氏、従業員74名)は、10月2日に東京地裁へ自己破産を申請した。申請代理人は、白井久明弁護士(東京都中央区京橋1-3-3、電話03-3548-2073)ほか3名。

当社は、1997年(平成9年)7月に設立されたマンション開発・分譲業者。神奈川県内を中心に「エルズ」シリーズのマンション分譲を展開するほか、開発業者向けに事業用地やマンション用地の販売などを手がけ、2003年6月期に約24億4800万円だった年売上高は2007年6月期には約62億5600万円にまで伸長。2007年8月にジャスダック上場を果たした。

しかし、2007年後半からの不動産市況の急激な冷え込みによって販売が大きく減退。2008年6月期の年売上高は前期比59.1%減の約25億5500万円にまでダウン、約19億4400万円の最終赤字となり、債務超過に転落した。さらに、8月7日には第三者割当増資による新株および新株予約権発行を発表したものの、払込期日の8月25日に予定していた3社から払い込みがされなかったほか、資金調達が不調に終わったことで、取引先に対する8月末の支払いを9月30日に延期要請したことが表面化するなど信用は大きく失墜。さらに9月30日が法定提出期限となっていた2008年6月期の有価証券報告書の提出が困難となるほか、延期要請していた9月末の決済も困難となり、事業継続を断念した。

またしても、不動産会社の倒産です。
私は不動産株は持っていませんが、不動産株ホルダーの方は要注意です。

エルクリエイトは有利子負債が多く、利益剰余金、営業キャッシュフロー共にマイナスでした。
営業キャッシュフローとは企業が商品を販売したり、サービスを提供したりして得た収入から、原材料費などの支出を差し引き、営業活動から得られる現金収支を明らかにしたものです。
この営業キャッシュフローがマイナスと言う事は、通常の営業活動で利益が出ていなかったと言う事になります。

エルクリエイトは平成20年10月3日付で整理ポストに割り当てられ、1ヵ月後の平成20年11月3日付で上場廃止となります。

なお、2008年に入ってからの上場企業の倒産は、ランドコム(株)(東証2部、神奈川県、9月、民事再生法)に次いで21社目(上場廃止後のエー・エス・アイ(株)を含む)。2002年(年間29社)に次いで戦後2番目となります。

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