2012年5月18日、SNS(インターネット交流サイト)世界最大手の米Facebook(フェイスブック)が、ナスダック市場に上場しました。
Facebook(フェイスブック)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、米カリフォルニア州の本社の特設会場で、ベルを鳴らして上場を祝いました。
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Facebook フェイスブック 初値 株価
Facebook(フェイスブック)は公開価格38ドルに対し、初値は42.05ドルでした。
公開価格を11%上回る初値をつけたフェイスブック株は、一時は45ドルの高値を付けました。
しかし、その後、株価は下落に転じ、結局フェイスブック株の終値は0.6%高の38.23ドルと小幅高になり、公開初日は公開価格とほぼ同額で取引を終えました。
終値を基にした株式時価総額は約1,050億ドル、日本円で8兆円以上と巨額で、上場初日にして米ファストフード大手のマクドナルドをも上回る規模となりました。マクドナルド マック 株主優待 権利確定月 権利確定日
フェイスブックの公開初日のパフォーマンスが悪かったのは何故?
フェイスブックの上場初日の株価のパフォーマンスが今一つだった原因として、現時点では以下の理由が挙げられます。
フェイスブック上場 期待外れ 理由 まとめ
- フェイスブック株の公開価格の価格設定が高い。
- ナスダックから証券会社への情報伝達が滞るトラブルが発生し、一部のトレーダーの売買注文が遅れる障害が発生。
- 売買の成立を知らせる通知が数十分単位で遅延し、取引が混乱。
- ギリシャ政局の混迷やユーロ圏からの離脱リスクなどの欧州債務危機の再燃でニューヨーク株式市場の地合いが悪化。ユーロ 欧州 ニュース
ナスダックのシステムが不安定だったのは、フェイスブック株への売買注文が殺到し、取引システムが不具合を起こした可能性が指摘されています。
ナスダックの取引システムは、東証のアローヘッド arrowheadよりも処理能力に劣るのかも知れません。
今後のフェイスブック株の株価動向は?
上場初日は期待外れに終わりましたが、現時点ではパフォーマンスが悪かった理由の大半がフェイスブックと直接関係の無い理由なので、長い目で見れば株価の上昇が期待出来るかも知れません(`・ω・´)