2009年10月31日の早朝(10月30日のNYクローズ)に、くりっく365加盟企業全てのランド円(ZAR/JPY)取引で「ASK値とBID値が3円以上開く」という異常事態が発生しました。
↓インヴァスト証券「くりっく365」のBID値の日足チャート(クリックで拡大)
その結果、クローズ直前まで11円台中盤で推移していた、くりっく365の「南アフリカランド/円(ZAR/JPY)」のBIDレートは、8.415円という異常値を付け、そのままクローズしました。
ほんの一瞬で南アランド/円が25%以上も暴落しています。
東京金融取引所は、異常値をシステム上で自動的に排除する防止策を導入
今回の「ランド円異常レート事件」に伴い、金融取は今後この様な「バッドティック(誤ティック)」が配信される事態を阻止する為に、2009年11月21~22日に「くりっく365」のシステムの修正と入れ替えをする対応を行いました。
具体的には、提示レートが短期間に3~5%以上変動した場合には異常値とみなし、システム上で自動的に誤レートを排除する仕組みを導入しています。
この改善策により、今後は異常レートの配信は無くなると思われます。