ユーロ(EUR)はヨーロッパ15カ国(ユーロ圏)で流通する地域通貨で、欧州統一政策の一環として1999年に小切手や銀行間の送金などの帳簿上の通貨として運用を開始し、2002年から貨幣の流通が開始されました。
2008年1月現在、EU加盟国27カ国※のうち、15カ国(アイルランド、イタリア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、スペイン、スロベニア、ドイツ、ベルギー、フィンランド、フランス、ポルトガル、ルクセンブルグ、マルタ)で採用されています。
ユーロの金融政策は欧州中央銀行(ECB)が原則、毎月第1、第3木曜に開かれる金融政策会議で政策金利などの決定が行われます。
ユーロはアメリカ合衆国に次いで経済規模が大きく、米ドルに次ぐ世界第2の基軸通貨として、その存在感を増してきています。経済指標ではユーロ圏全体およびドイツ、フランス両国の景気動向が注目されており、ドイツでは、失業率、IFO業況指数などが代表的な経済指標です。また、米ドルの動向にも影響されやすい特長が有ります。
FXでは、ユーロは米ドルに次いで高い人気を持つ通貨となっています。
※EU加盟国27カ国(2008年1月現在)
オーストリア(※1)、ベルギー(※1)、キプロス(※1)、チェコ、デンマーク、エストニア、ドイツ(※1)、ギリシャ(※1)、フィンランド(※ 1)、フランス(※1)、ハンガリー、アイルランド(※1)、イタリア(※1)、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク(※1)、マルタ(※1)、ポーランド、ポルトガル(※1)、スロバキア、スロベニア(※1)、スペイン(※1)、スウェーデン、オランダ(※1)、英国、ルーマニア、ブルガリア
(※1は単一通貨ユーロの参加国)
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