以下、共同新聞より引用。
米非営利組織の自動車研究センターは5日、経営問題が深刻化しているゼネラル・モーターズ(GM)など米ビッグスリー(自動車大手3社)の米事業の規模が、破たんなどで現状の半分に縮小されると、関連産業などを含め、全米で1年間に計250万人近い労働者が職を失うとの推計を発表した。
米自動車研究センターは「3社のうち1、2社が操業停止になるのはあり得ることだ」と指摘。米基幹産業をリードする大手3社の一部が破たんに追い込まれると、米経済に激震が走るとの見方を示した。
米自動車研究センターの推計によると、米大手が雇用する約24万人や、部品メーカーなど関連業界の約80万人に加え、景気悪化の波及で140万人超が失業。事業規模半減から3年の間に、個人所得約2750億ドル(約27兆円)が減少し、税収減は1000億ドル超に達すると試算している。
また3社すべてが破たんすると、失業者は1年間で計300万人規模になるとしている。
引用ここまで。
アメリカ自動車大手のビッグ3(ゼネラルモーターズ、フォードモーター、クライスラー)が破綻すると本体と関連企業だけでなく、周辺の小売店や飲食店なども影響を受けるので、全米で250万人という途方も無い数の失業者が出る様です。
日本が派遣労働者9万人失業で大騒ぎしていることを考えれば、そのスケールの巨大さが分かると思います。
GMの破綻は世界の為替や株価にも大きく影響するので、FX(外貨取引)や株式投資を考えられている方は、今後のビッグ3の動向には注視した方が良いかも知れません。