FX スプレッドとは? 意味
スプレッド(Spread)とは、英語で「広がり、値幅、差額」という意味です。金融では一般的に、各国の国債や金利の差を差します。
FXにおいてスプレッドとは、取引コストの1つで為替レートの「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の差の事を言います。
ちなみに「スプレット」でも間違いでは有りませんが、どちらかと言えば「スプレッド」と呼ぶ事の方が多い様です。
スプレッドの例
米ドル/円の「ASK買」が110.1846、「BID売」が110.1819の場合
となり、スプレッドは0.27銭(0.27Pips)になります。
スプレッドで取引コスト計算
スプレッドが0.27銭の場合、FX 1万通貨単位で米ドル/円1万ドル(1ドル100円の場合、日本円で100万円相当)のFX取引にかかるコストは「新規建て(買い又は売り) → 決済」の往復取引で27円になります。
よって、スプレッドが狭い(小さい)FX業者が取引コストの安い業者と言う事になります。
FX スプレッド 比較 ← FX業者の各社のスプレッド比較はこちら
スプレッドが小さい事は重要
FX取引において、スプレッドが安いことは非常に重要です。
スプレッドは、FX取引を長期の外貨投資の手段とする場合においては、さほど気にならない取引コストです。
しかし、FXでスキャルピング・デイトレード・スイングトレードと言った短期売買をする際は、スプレッドの狭さがFXの勝率に大きな影響を与えます。
スプレッド 変動
FX業者各社のスプレッドは常に一定では無く、下記の様な場合は一時的にスプレッドが拡大する場合が有ります。
スプレッド 拡大要因
- 経済指標発表
各国で経済指標 重要指標が発表される直前/直後の時間帯。 - 金融危機
世界的な金融危機(リーマンショックなど)で金融市場が混乱。 - 相場閑散
長期休暇(ゴールデンウィーク FX 為替、FX クリスマス 為替、FX 為替 年末、FX 為替 年始)で相場が閑散。 - 為替介入
為替介入で相場が急変動している時。
FXの「手数料無料」とは?
よく、FX業者のサイトを見ると「取引手数料無料」と書いています。
これはタダでFX取引が出来ると言う意味では無く、以前は大半のFX業者が、スプレッドの他に別途手数料を徴収していたので、その手数料分を徴収しないと言う意味になります。
現在もスプレッドの他に手数料が必要なFX業者や、FX 1,000通貨単位取引の場合に手数料が必要なFX業者が若干有るものの、ほとんどの店頭FX 相対FX業者は手数料無料になっています。
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