2012年5月20日、経営再建中の日本航空が、東京証券取引所第1部への再上場を申請しました。JAL 日本航空 日航 再上場 日程 いつ 時期 株価
JALは業績が回復し、経営再建にメドを付けた事から今回の東京証券取引所への再上場申請に至りました。
JAL再上場で、再上場前の株はどうなる? 以前保有の株券は復活する?
結論から言うと、JAL(日本航空)が再上場しても、旧株券(旧株式)は復活しません。
JAL株は、2010年2月20日の上場廃止時にJAL 日本航空 100%減資して、所有する株が無価値になり、公的管理下に置かれています。
100%減資とは「これまで旧株主が持っていた古い株式は全て取扱停止(無効)にし、新たな株式を発行する代わりに新しい資金を投入して経営を再建する」と言う事です。
現在、日本航空の事業を引き継いだ新会社の株式を持っているのは、新会社の設立に必要な資金の提供と引き換えに株式を受け取った企業再生支援機構や金融機関です。
ですから日本航空が再上場しても、個人投資家や機関投資家が以前、保有していた日本航空株式は復活しませんし、旧JAL株主に新JAL株が交付される事も有りません。
従って、経営破綻前に取引されていた日本航空の古い株券は、全て紙くず(無価値化)になっています。
JAL 株主優待制度 復活 旧株主は?
再上場に伴い、日本航空 日航 JAL 株主優待が復活します。
ただし、昔持っていた日本航空株券は復活しないので、株主優待割引券が欲しい方は再度、日航株を購入する必要が有ります。
再上場で儲けようとして、JAL 日本航空 日航 最終売買日 終値1円で買ったなんて人は流石に居ないと思います。
ただ、過去に株主優待券目当てでJAL株を買い、上場廃止後も「再上場 → 株主優待券復活」を期待して株を売らずに持っていた。という元株主の人は案外多いかも知れません。