経営再建中の日本航空(JAL)株式会社が、2012年9月19日(水)に東京証券取引所第1部へ再上場します。JAL 日本航空 日航 再上場
日本航空が東京証券取引所に提出した「新規上場申請のための有価証券報告書」によると、再上場によって日本航空(JAL)の株主優待が復活するとの事です。
以下、東京証券取引所のサイトからの引用です。
目次(タップで各項目へ)日本航空 株主に対する特典
毎年3月31日、並びに9月30日現在の株主に対し、以下の基準により、当社グループの国内定期航空路線の株主割引券を配布する。
なお初回の配布は、平成25年3月31日を基準日として実施する。
(1)配布基準
上記に加え、3年(7基準日)連続で株主名簿に記載されている株主に対しては、以下の基準により、追加で株主割引券を配布する。
300株~999株…各基準日毎に1枚
1,000株~9,999株…各基準日毎に2枚
10,000株~…各基準日毎に3枚(2)対象となるJALグループ国内路線・割引率
当社、(株)ジャルエクスプレス、(株)ジェイエア、日本トランスオーシャン航空(株)、日本エアコミューター(株)、琉球エアーコミューター(株)各社の国内全定期航空路線について、大人普通運賃(小児の場合は小児運賃)1名分の片道1区間が、株主割引券1枚で50%割引にて搭乗可能。但し、ファーストクラス、クラスJ各料金には適用出来ない。
(3)株主割引券有効期限
3月31日基準日配布分:6月1日~翌5月31日
9月30日基準日配布分:12月1日~翌11月30日(4)その他
路線・便および時期によっては、株主割引券で予約可能な席数を制限する事がある。
また、予約日を含め3日以内に航空券を購入しない場合、予約が取り消される。
引用ここまで。
日本航空 日航 JAL 株主優待 発送時期 いつ頃届く?
JALの株主優待がいつ来る(到着する)かですが、上記の「(3)株主割引券有効期限」を見ると。
3月31日基準日配布分:6月1日~翌5月31日
9月30日基準日配布分:12月1日~翌11月30日
となっているので、3月31日の基準日(権利確定日)の株主優待は5月下旬に、9月30日に権利確定の株主優待は11月下旬には届きます。
なお、権利確定日は「3月末日・9月末日」となっていますが、株主優待を貰うには権利確定日の2営業日前の権利付き最終日までに株を買う必要が有ります。
詳しくはこちら → 株主優待 配当金 権利付き最終日 権利落ち日 権利確定日 カレンダー
日本航空(日航、JAL) 株主優待 送られて来ない
上記の引用の冒頭に
「初回の配布は、平成25年3月31日を基準日として実施する」
と明記されているので、2012年9月末の権利確定時にJAL株を保有しても株主優待が届かないので要注意です。
又、経営破綻前に取引されていたJAL株(日本航空株)を持っていたとしても、旧JAL株は全て無効になっているので、株主優待券は送られて来ません。
日本航空(JAL) 全日空(ANA) 株主優待 比較 どっちが得?
日本航空(JAL)は、3月末・9月末に株を保有していれば、国内線が半額になる株主優待の権利が得られますが、100株しか保有していない場合には3月末しか株主優待の権利は取れません。
9月末に株主優待の権利を取る場合は最低200株、金額にして70万円以上の投資が必要になります。
日本航空株を300株以上、3年間保有すれば追加で株主割引券が貰えるものの、100万円以上の投資資金が必要です。
対して、全日空(ANA)の場合は、1単元で3月末・9月末の何れも国内線が半額になる株主優待の権利が得られるうえ、投資額も20万円以下と少額です。
従って、優待だけ考えれば全日空(ANA)の株主優待の方がお得です。
JAL再上場で、以前の株(旧株券)は、どうなる?
経営破綻前に取引されていたJAL株(日本航空株)は、全て無効になっているので、JALが再上場しても、JALの旧株券(旧株式)は復活しません。
詳細はこちら → JAL 日本航空 日航 再上場 以前の株券 旧株券 株主優待 どうなる?