2012年5月20日、経営再建中の日本航空が、東京証券取引所第1部への再上場を申請しました。
JALは業績が回復し、経営再建にメドを付けた事から今回の東京証券取引所への再上場申請に至りました。
JAL(日本航空) 業績回復 なぜ?
JAL(日本航空)の連結営業損益は、経営破綻前の2009年3月期は508億円の赤字でした。
JALの再建は、世間から不可能とさえ言われてきました。
しかしJALは、経営破綻後に京セラや第二電電(現KDDI)創業者の稲盛和夫氏が取締役名誉会長に着任し、人員削減や不採算路線の撤退などのリストラを徹底的に進めました。
その結果、JALの2012年3月期連結決算は、本業の儲けを示す営業利益が2049億円と過去最高を更新しています。
売上高営業利益率も17.0%となり、ANA(全日空)の6.9%を大幅に上回っています。
JAL(日本航空) 再上場 日程 いつ?
JAL(日本航空)の再上場の日程は、2012年9月19日(水)となっています。
2010年2月19日のJAL 日本航空 日航 100%減資 最終売買から、約2年7カ月ぶりに株式市場に復帰します。
現在、日航株式の約96%を保有する企業再生支援機構は、JAL(日本航空)再上場に合わせて保有株を放出します。企業再生支援機構の株式売却益が出資額の3500億円を上回れば、資金を回収出来る事になります。
再上場後のJALの株価ですが、IPOの日程・仮条件などは決定していないので、現時点では不明です。
JAL再上場で、以前の株(旧株券)は、どうなる?
経営破綻前に取引されていたJAL株(日本航空株)は、全て無効になっているので、JALが再上場しても、JALの旧株券(旧株式)は復活しません。
詳細はこちら → JAL 日本航空 日航 再上場 以前の株券 旧株券 株主優待 どうなる?