2012年2月27日、日本の半導体大手エルピーダメモリは、会社更生法の適用を東京地裁に申請しました。
エルピーダメモリの会社更生法申請により、東京証券取引所(東証)は、エルピーダメモリ株を2012年2月27日から1カ月間、整理銘柄 整理ポストに指定し、2012年3月28日付で上場廃となります。
エルピーダメモリ 2012年3月27日 後場引け後 板情報
上の画像は、株で200億円以上儲けた「ジェイコム20億男 BNF氏」も使っている楽天証券の「Market Speed マーケットスピード(通称マケスピ)」で表示した、エルピーダメモリ 2012年3月27日 後場引け後 最後の板情報です。終値は1円でした。
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エルピーダメモリ株の最終売買日は、本日2012年3月27日までとなっているので、まだエルピーダメモリ株を持っている方は今後、売買出来ません。
しかし、中にはエルピーダ 再上場を見込んで
と、再上場で儲けようと考えている人が居るかも知れません(^_^;)
エルピーダメモリ 上場廃止後 株はどうなる?
現在、エルピーダメモリは整理銘柄 整理ポストに指定されていて、会社更生法の適用が受理され、2012年3月28日付で上場廃止が決定しているので、明日2012年3月28日から東証での売買は出来なくなります。
なお、上場廃止後もエルピーダメモリ株式は、当面の間、株式会社証券保管振替機構での取扱い銘柄として、証券会社等での取扱いが継続されます。
上場廃止後の当社株式の取扱いについて ← ソースはこちら。
従って、明日以降、エルピーダ株が直ちに無くなる訳では有りません。100%減資(10割減資)も決定していません。
100%減資とは?
100%減資(10割減資)とは、これまでの株式は全て無効にし、新たな株式を発行する代わりに新しい資金を投入して経営を再建しようと言う事です。
仮に100%減資となった場合、現在発行されているエルピーダメモリの株券は無価値になります。
例えば日本航空(JAL)の場合は、会社更生法適用でJAL 日本航空 日航 100%減資となっているので、当時の株式を持っていても権利は消滅しているので、JAL 日本航空 日航 再上場で旧株主が恩恵を受けることは有りません。
エルピーダメモリ 減資の割合は?
エルピーダメモリの減資の割合については、現時点では不明です。
減資の割合に関してエルピーダメモリは、2012年2月23日に資本金の額の減少に関するお知らせで「3月末に、資本金2361億円を6割超減らして861億円にする」という「6割減資(60%減資)」を発表していました。
ところが、その後2012年2月27日に会社更生法の適用を申請(いわゆる倒産)しているので、現在は「減資6割」では済まない状態になっていると思われます。
エルピーダメモリ 再上場の可能性について
エルピーダメモリの「再上場の可能性」や「減資の割合」については、現時点では不明ですが、決定次第、株主・投資家情報に掲載されると思います。
エルピーダの場合、100%減資が行われずに再上場と成れば、株価1ケタ台ぐらいで買った方は儲かる可能性も少なからず有りますが、今後「100%減資 → 株が紙くず」となる可能性が高いと思われます。
最も、株の電子化によって株券が無くなり、ペーパーレスとなった現在は、エルピーダが100%減資となった場合、紙屑にすらなりません。エルピーダの旧株券(現在の株券)は完全に「無」になります。