本日2010年02月19日、JAL(日本航空)最後の取引が終了しました。
終値(最終株価)は「1円」でした。
以下、時事ドットコムのサイトから一部引用です。
目次(タップで各項目へ)日航株、1円で最終取引=上場48年の歴史に幕
19日に最終取引日を迎えた日本航空の株式は、東京、大阪、名古屋の各証券取引所でいずれも最低価格の1円で終わった。
日本の空を支えただけでなく、一時期は株式市場でも代表銘柄だった日航は、1961年の東証2部上場以来、48年間に及ぶ上場企業の歴史に幕を下ろした。
東証では同日、日航株に売り注文が殺到。売り気配値の1円で買い注文を売り注文と合致させる措置により、東証1部銘柄で8番目の多さとなる2762万株の取引が成立したが、これを上回る大量の売り注文が残った。
20日付で上場廃止となる日航株は、100%減資に伴い無価値となる。普通運賃の約半額で搭乗できる株主優待券も廃止されるが、すでに発行された優待券については5月末まで使用できる。
市場では、19日に2700万株を上回る大量の買い注文が入ったことに関し「記念として購入する人がいたと思うが、詳しい理由は不明」(大手証券)としている。
引用ここまで。
1.株券の完全電子化で、JAL(日本航空)株は”紙くず”にすらならない状態
本日19日、JAL(日本航空)最後の取引が終了しましたが、JAL株は100%減資して法的整理となるので、全く価値が無くなります。
100%減資(10割減資)とは、これまでの株式は全て無効にし、新たな株式を発行する代わりに新しい資金を投入して経営を再建しようと言う事なので、廃業では無いものの、事実上の倒産となります。
従って、今後JAL 日本航空 日航 再上場しても、以前の日本航空株は復活しません。
2.”紙くず”にすらないならないJAL(日本航空)株を2762万株も買ったのは誰?
上の画像はジェイコム男BNF氏も使っている楽天証券の「Market Speed(マーケットスピード 通称マケスピ)」で表示した、JAL(日本航空)株の最後の板情報です。
以前なら紙の株券が有ったので、ライブドア株の様に記念に1枚買っておくという行為もあったのですが、株券の電子化によってペーパーレスとなった現在は、JAL(日本航空)株は「紙くず」にすらなりません。完全に「無」になります。
それなのに、一体誰がJAL(日本航空)株を今日の引けに2762万株も買ったのでしょうか?( ゚д゚)ポカーン
ブロッコリー(JASDAQ:2706)の株券には、デ・ジ・キャラットの「でじこ」のイラストが入っていたりして面白かったのですが、株券電子化の今ではボロ株はコレクターズアイテムにすらならない状態です。
ブロッコリー 株券 でじこ イラスト
なお、JAL(日本航空)に関する当サイトの他の記事は、下のタグをクリックすれば閲覧出来ます。