米金融危機で際だった打撃を受けているロシア株式市場は8日、取引開始直後から暴落し、約30分後に取引が停止された。
主要市場のMICEXは前日比14%の下落で2日間の閉鎖、RTSも11%下げて金融当局の許可が出るまで取引停止とされた。
RTSの指標は今年5月の最高値から7割の下落。米金融危機やグルジア紛争に伴う資金流出に加え、原油価格の下落が強く嫌気され、エネルギーや金融関連の主要株式が軒並み売られている。
ロシア市場は6日に2割の急落を見せ、一時閉鎖されたばかり。
政府はこれまでに2100億ドル(約21兆円)規模の緊急経済対策を打ち出したものの、“ロシア売り”に歯止めがかかっていない。
原油、天然ガス、希少金属と言った豊富な天然資源を持つロシアですが、最近は株価の下落が止まらない様です。