前々々回の「ギリシャショック」、前々回の「スペインショック」そして、前回の「ハンガリーショック」に続く、国家危機のネタです。
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連日、ニュースや新聞で報道されていますが、北アフリカのリビアで41年に及ぶ独裁を続けてきた「最高指導者 カダフィ大佐(年齢68歳)」に対し、反政府勢力によるデモが勃発し、カダフィ大佐の退陣を要求しています。
現状は既にデモとは言い難い状態で、もはや内戦、もしくは戦争と言った方が正しい状況です。
カダフィ大佐 徹底抗戦の構え
カダフィ氏は反政府勢力に対し「最後の血の一滴が尽きるまで戦う。天安門事件のようにたたきつぶす」と、1989年の中国の民主化運動鎮圧を引き合いに出しています。
中国人 性格 マナー 犯罪 ← 天安門事件の動画はこちら
まさに「砂漠の狂犬」「アラブの暴れん坊」の異名通りです(-_-;)
関係有りませんが、上のカダフィ大佐の映像(画像)は、ポーズや表情が何となく「機動戦士ガンダム」に出て来る「ギレン・ザビ」に似ている気がします(^_^;) 「立てよ国民!」
リビア デモ 理由 原因 動機 きっかけ なぜ起こった?
リビアで反体制派によるデモが起きた理由ですが、現在のリビアは政府も国会も無く、全てカダフィ氏の独裁体制となっています。
カダフィ大佐と親族は、石油収入で贅沢三昧の一方、カダフィ政権は、貧富の格差や高い若年失業率を改善しようとせず、国民は体制への不満を口にするだけで処刑されたり、投獄されたりしていたので、国民の我慢が限界に達していました。
早い話、北朝鮮と同じ構図です。
そして2011年1月、リビアの隣国である北アフリカのチュニジアという国で反政府デモ「ジャスミン革命」が起こり、チュニジア政府は崩壊しました。
この「ジャスミン革命」が起きたことにより、世界各国で政府に対して不安を持っていた国民達が、エジプトやバーレーンなどで反政府デモを起こし、それがリビアにも飛び火したのが今回、デモに至った「リビア問題」の直接の原因となっています。
カダフィ大佐 外国人傭兵に 日給16万円 支給
カダフィ大佐は、首都トリポリを防衛する為に、チャドやスーダンなどのアフリカ近隣国から数千人規模とされる外国人雇い兵を徴集し、徹底抗戦の構えを見せています。
リビアのアリ・アウジャリ駐米大使によると、「カダフィ氏は英国だけで約300億ユーロ(日本円で3兆3870億円)の資産があると聞いた」と語っています。
カダフィ大佐の資産総額はいくら有るんでしょうか?(;´Д`)
総資産の多さに物を言わせて、ギニアやナイジェリアでは、1日2,000ドル(約16万円)という高額の報酬で雇い兵を募る広告が出ています。
報酬の元手は、カダフィ大佐が石油収入でかき集めた潤沢な資金です。
なお、日本人の平均年収は「国税庁 平成21年分 民間給与実態統計調査」によると、平成21年(平成21年12月31日現在)の場合、405.9万円となっています。
つまり、1ヶ月戦えば日本のサラリーマンの平均年収を、1年半ならフリーターの生涯収入を軽く超えるので、「俺も雇い兵に志願したい!」という人がいそうですが、死んだらアウトなので、私はパスです((((;゚Д゚))))
そのうち、報酬目当てに「雇い兵に志願した」なんて日本人が出るかも知れませんが(^_^;)
リビアショック 原油価格上昇 株式市場は下落
上の画像は「ジェイコム20億男 BNF氏」も使っている楽天証券の「Market Speed マーケットスピード(通称マケスピ)」で表示した、日経平均株価の日足チャートです。
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世界8位の産油国であるリビア情勢や、中東・北アフリカ情勢が緊迫度を増した事により、原油先物価格が急騰し、世界の株式市場はここ数日は下落基調になっています。
さながら「リビアショック」と言った所でしょうか。
24日の米原油先物市場では、リビアの最高指導者カダフィ大佐が銃撃され死亡との噂が流れ、WTIが一時2ドル以上下落しましたが、射殺されたという話は結局デマだった様です。
外国為替市場 円高ドル安に
外国為替市場は、リスク回避でスイスフランや円を買う動きが強まり「円高ドル安」となりました。
上のチャート画像はFX業者大手の外為どっとコム(がいためどっとこむ)の「next chart」で表示した、ドル円(USD/JPY)4時間足チャートです。
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「stage chart」は複数表示ができる24種類のテクニカルツールや、2通貨間の乖離水準がひと目でわかる「スプレッドチャート機能」を搭載していて、外為どっとコムの口座を持っていれば無料で使えます。
ちなみに為替レートのリアルタイムはサイバーエージェントFX「外貨ex」や外為オンラインのサイトでも見れます(リンク先の少し下に為替レートの一覧があります)
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上のチャート画像は、同じく外為どっとコム「next chart」で表示した、南アフリカランド円(ZAR/JPY)4時間足チャートです。
見ての通り、おおむねボックス相場です。
リビアはアフリカに有るものの、リビアで流通している通貨は「リビア・ディナール(LYD)」となっており、南アフリカランド円(ZAR/JPY)への直接の影響は有りません。
カダフィ大佐 VS 反政府勢力 勝利するのはどっち?
反政府勢力によるデモ隊には、軍や警官隊や側近の法相、公安相も加わり、カダフィ政権の崩壊は時間の問題と見られます。
資金源となっているカダフィ大佐の銀行の資産も次々、資産凍結となっており、包囲網が狭まっています。
ただし、現時点ではNATO介入(NATO支援)の無い反体制派よりもカダフィ政府側の方が戦車、ヘリコプター、爆撃機などの武装面で勝っており、事態の長期化が懸念されます。