以下、毎日新聞より引用。
中国人民銀行は29日、貸出・預金基準金利を1年物で0.27%引き下げると発表した。貸し出しは年6.66%、預金は3.60%にする。30日から実施する。
世界的な金融危機による輸出の落ち込みなどの影響で今年7~9月期の経済成長率が9.0%まで減速したことを受け、国内投資や消費の活性化を促し、景気を下支えする措置とみられる。利下げは先月16日、今月9日に次いで今年3度目。米国発の金融危機による世界的な景気悪化懸念が広がる中、従来にはない短期間での連続利下げとなった。
中国は今月10月9日に利下げをしたばかりですが、世界的な金融危機の影響を抑制するために、1か月半の間に3回という異例の連続利下げを行った様です。
ちなみにシティグループ(香港)のチーフ・アジア・エコノミスト、Yiping Huang氏は「中国経済は減速している。下振れリスクの抑制と市場心理の改善を促すため、中国当局は追加措置をとりたいと考えているはずだ」と指摘し。年内にさらにもう1回、利下げがあるとの見方を示しています。