前回の「FX 人民元 中国元 CNY 業者
」に続き、再び人民元(中国元)ネタです。
最近、人民元(中国元、CNY)の切り上げ問題が話題になっています。
人民元(中国元)が切り上げられた場合、切り上げ前に人民元(中国元)に交換しておけば為替差益で利益を得られる可能性が高いからです。
ただ、前回の記事でも書きましたが、日本国内の銀行や空港で人民元(中国元)の紙幣に両替する場合、為替手数料がとても高いです。
Travelex 人民元(中国元)/円 TTS TTBレート
例えばTravelexで人民元(中国元)に両替する方法の場合、本日の人民元の買いレート(TTSレート)は1元あたり15.59円。売りレート(TTBレート)が11.41円となっています。
つまり、人民元(中国元)を買って売るだけで27%ぐらい目減りします。
これでは、人民元の切り上げによって人民元が対円で5%ぐらい上昇した所で、スプレッド(売買手数料)が高すぎて全然割に合いません(‘A`)
中国で人民元に両替すれば手数料は安いが、持込み・持ち出し制限あり
中国に行って中国で人民元(中国元)に両替すれば、日本で両替するより手数料が安くなります。
中国では空港内にある銀行、市内の銀行、ホテル、友諠商店(ゆうぎしょうてん:外国人専用デパート)などで人民元に両替出来ます。
人民元(中国元)に両替する際に「両替証明書」が発行されますが、これは中国国内で日本円に再両替する際に必要です。
再両替の限度額は「両替証明書」記載の金額の50%以内です。
人民元(中国元)に両替したら中国から出国して日本に帰るわけですが、中国入出国時いずれも20,000元を超える持込み・持ち出しは原則出来ないので、これが人民元の実質的な交換上限になっています。
日本に到着後は、「両替証明書」が無くても日本の空港内の銀行の空港出張所、国内の一部銀行でも再両替出来ます。
ただし、当然ながら交換レートは悪いです。
なお、インターネットの中国旅行情報には「人民元(中国元)の両替、再両替は日本国内では出来ない」と書いてあるサイトを見かけますが、これは古い情報です。