以下、ロイターより引用。
イングランド銀行(英中央銀行)は8日、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ、1.50%にすると発表した。
政策金利は1930年代の大恐慌下でも2%を割り込んだことはなく、1694年の英中銀設立以来の最低水準となった。エコノミストは英中銀が来月も追加利下げを行い、金利が1%を下回る可能性を指摘している。
BNPパリバのエコノミスト、アラン・クラーク氏は「(英中銀は)依然として金融緩和姿勢にあるが、今月はそのスピードを抑えた」と述べた。市場はより大幅な利下げを予想していたため、金利発表後ポンドは上昇。英中銀が積極的な利下げ政策を開始した昨年10月以降、ポンドは対ユーロで15%下落していた。
引用ここまで。
英中銀の利下げは英中銀 利下げ 2008年11月(1.5%)、英中銀 利下げ 2008年12月(1.0%)に続き、4カ月連続となります。
とりわけ金融サービスの国内総生産(GDP)に占める割合が大きい英国では、欧州各国の中でも、金融危機による実体経済への影響が深刻になっています。
英経済は、昨年7~9月期に16年ぶりのマイナス成長に転落。企業業績が急激に悪化する中、失業率が10%に上昇するとの見方もあり、英経済の景気は政府の予想を上回るスピードで悪化しています。