前回のリビア情勢 反政府 反体制派 デモ 原因 理由 なぜ以来の、久々のリビア情勢の記事です。
連日、ニュースや新聞で報道されていますが、北アフリカのリビアで独裁を続けてきた「最高指導者 ムアマル・カダフィ大佐」が、反政府勢力によって殺害(銃殺)されました。
カダフィ大佐 死亡 射殺 銃殺 ユーチューブ動画 映像
42年に渡ったリビアの独裁体制はカダフィ大佐の死によって完全に終止符が打たれ、カダフィ政権は完全に崩壊しました。
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カダフィ政権崩壊 理由
リビアで何故、反体制派によるデモが起きて、カダフィ政権崩壊に至ったかの理由ですが、カダフィ政権時代のリビアは政府も国会も無く、全てカダフィ氏の独裁体制となっていました。
カダフィ大佐と親族は、石油収入で贅沢三昧の一方、カダフィ政権は、貧富の格差や高い若年失業率を改善しようとせず、国民は体制への不満を口にするだけで投獄・拷問・処刑されたりしていたので、国民の我慢が限界に達していました。
早い話、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)による独裁体制と同じ構図です。韓国 北朝鮮 ニュース
ジャスミン革命により、中東で反政府デモが勃発
そして2011年1月、リビアの隣国である北アフリカのチュニジアという国で、リビア同様の長期独裁体制に反対する国民によって反政府デモ「ジャスミン革命」が起こり、チュニジア政府は崩壊しました。
この「ジャスミン革命」が起きたことにより、世界各国で政府に対して不安を持っていた国民達が、エジプトやバーレーンなどで「アラブの春」と呼ばれる反政府デモを起こし、それがリビアにも飛び火したのがカダフィ政権崩壊の直接の原因となっています。