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くりっく365 誤ティック ランド円 ZAR/JPY 暴落事件 強制ロスカット 救済措置

インヴァスト証券「くりっく365」の10月31日(10月30日のNYクローズ)のランド円(ZAR/JPY)BID値1分足チャート(クリックで拡大)

インヴァスト証券 くりっく365 ランド円 暴落 異常レート 1分足チャート

10月31日(10月30日のNYクローズ)に発生した「くりっく365 ランド円 暴落事件」ですが、くりっく365を運営する東京金融取引所が、ランド円の誤ティック(異常レート)によって強制ロスカットされた被害者に対して、申請があれば当該価格での反対取引を行うと発表しました。

以下、くりっく365公式サイトからの引用です。

10月30日付け 南アフリカランド/日本円 取引についての措置

発生事象

  1. 10月30日付の南アフリカランド/日本円取引において、取引終了間際の4時59分33秒に、直近約定レートに比べ約30%円高となる8.415円の約定が成立しました。本約定は、「くりっく365」市場におけるマーケットメイカー1社が提示したレートにより成立したものです
  2. 当該日時においては、NYにおける米ドル等の主要通貨の急速な下落や、株価の急落などから、南アフリカランドを含むマイナー通貨に関して流動性が急速に低下している状態であり、同社は、これらの急激な変動を踏まえ、同社のシステムに従って、極めて広いスプレッドのレート提示を行いました。その結果、当該8.415円が提示された直後に、11円台でのレートのビッドが全て約定され、残った8.415円のビッドも瞬時に取引されることになりました。

本件に対する措置

本件は、取引終了間際の特別なタイミングにおいて、約30秒間という瞬間的なレート提示およびその他のレート提示がないという、特殊な状況における約定でありました。

本取引所では、24時間の監視体制の下、マーケットメイカーから提示されるレートについて、市場実勢から乖離したものは異常レートとしてチェックする体制を整えておりますが、上記のような瞬間的な事象であったことから、時間的に対応できなかったものであります。
そのため、結果的に異常なレートに基づく取引がなされたと判断し、当該約定に基づいてロスカット発動等がなされた結果、不測の影響等を被った投資家に対して、当該マーケットメイカーとの間で、以下の措置を講ずることといたしました。

  • 今回の結果的に異常な価格で約定された取引及び当該取引を直接の起因とするロスカット取引について、希望者からの申請に基づき、当該価格での反対取引を行う
  • 本措置は、2009年11月13日(金)15:00-まで当該取引を行った各取扱業者において希望を受け付ける。

引用ここまで。
記事の全文はこちら(pdf)

「当該価格での反対取引」が、イマイチ分かりにくい表現ですが、様は強制ロスカットが無かった事になる様です。

東京金融取引所「くりっく365 ランド円暴落問題」を認める

結局、東京金融取引所が今回の「くりっく365 ランド円暴落問題」は、誤ティックだと認めたと言う事ですね。

当該価格での反対取引を希望される方は、2009年11月13日(金)15:00までに申請する必要があるとの事なので、くりっく365の南アランド円の異常値によって強制ロスカットを喰らった方は、取引しているFX業者の指示に従って下さい。

ひょっとしたらFX業者が誤ティック修正作業を自動でやってくれたりするかも知れませんが、念の為、各FX業者のサイト等で今回の救済措置の詳細を確認する事をお奨めします。

誤ティック対策の必要性

ジェイコム株 誤発注事件で露呈した、発行済み株式以上の株を売る事が可能な東証マザーズのシステムもそうですが、こういった異常値はバット・ティックと判定して、異常レートを自動的に排除するといったシステムの改善が早急に必要だと思います。

ロクなシステムを作れない私が言うのも何ですが、「存在しない物を売れる東証のシステム」や「マーケットメーカー1社のミスで30%暴落する、くりっく365のシステム」は、設計の段階から根本的に間違っていそうな気がします。

くりっく365 スター為替証券 ランド円 ZAR/JPY 暴落 異常レート 異常値 8.415円 2009年10月31日

それにしても「ランド円 買気配8.415円」という、ふざけたレートを提示した「マーケットメイカー1社」は、どこの会社だったんでしょうか?
この会社の誤ティック配信のおかげで今回、くりっく365が大混乱に・・・(-_-;)

(関連リンク)

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