ユーロ圏16カ国は2日、ブリュッセルで緊急財務相会合を開き、財政危機に陥ったギリシャに対し、国際通貨基金(IMF)と共同で今後3年間で総額1100億ユーロ(約14兆円)の融資を実施する事を決定しました。
しかし、ギリシャ政府が財政再建の為に導入を決めた新たな緊縮政策に抗議するデモがギリシャ首都アテネで勃発、銀行が放火され銀行員3人が死亡し、市民・警官計44人が負傷しました。
ギリシャでは商店のガラスが割られ略奪もあり、デモによる破壊行動はまだまだ続きそうです。
ギリシャ緊縮政策 内容
ギリシャ国民らが猛反発している「ギリシャ緊縮政策」ですが、その内容は以下の通りです。
ギリシャ緊縮政策
- 年金受給年齢を現行の53歳から引き上げる。(※注1)
- 公務員の新規採用を中止、昇給も凍結。
- 復活祭とクリスマスの特別手当を廃止。
- 日本の消費税に当たる付加価値税(VAT)を2~3ポイント引き上げる。
※注1 年金受給開始は55歳からとなっていますが、前倒しで53歳から需給が可能です。
仕事のペースが遅く、午前中しか働かず午後になると遊び、独高級車ポルシェの購入台数が人口当たり世界一という優雅なギリシャ国民ですが、彼らは53歳から年金がもらえなかったり、クリスマスプレゼントが貰えないとダダをこねて暴徒化する国民性の様です(ノ∀`)
また、デモに参加したギリシャ人の中には「外国への借金の返済より国民の利益を優先すべきだ」と話している人もいたそうです。
同じユーロ圏のドイツ国民が「なぜ勤勉な我々ドイツ人が、ギリシャの優雅な年金を負担しなければならないのか」と憤慨して援助を渋るのもうなずけます。
ていうか私の様な無職ニートは、ヘタしたら年金自体貰えないんですが(;´Д`)
フリーザ様に学ぶフリーター問題
こんな国民性では、数年で債務不履行(さいむふりこう)状態になって、ギリシャデフォルト(ギリシャ経済破たん)の可能性も有るかも知れません。
ユーロ円 120円割れ 一時118円台に ユーロ急落
ユーロ導入国のギリシャ国民がダダこねた事により、東京外国為替市場で円が対ユーロで一段と上昇。円は一時1ユーロ=118円85銭近辺と2009年2月20日以来の円高・ユーロ安水準を付けました。
同様に、ユーロを導入しているポルトガルやスペインと言ったPIIGS ピッグスの南欧諸国にも財政問題が波及してユーロ暴落するとの見方が強まり、ユーロ売りが加速しています。
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上のユーロ下落チャート画像はEMCOM証券 エンコム証券 多機能チャートのものです。
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ギリシャショック ギリシャ発の世界同時株安に
ギリシャデフォルト(ギリシャ破綻)懸念により、ギリシャ発の世界的株安の懸念が広がっており、NYダウが連日下落し、日本国内では日経平均株価361円安と今年最大の下げ幅を記録したほか、中国の上海総合指数も金融引締めなどで大幅に下落しています。
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