配当タダ取りとは?
株式において「配当タダ取り」と言う言葉には、2つ意味が有ります。
権利落ち日に株価が上昇
1つ目の意味として、配当金 権利落ち日は、理論上は株価が配当分下がります。
女性「配当分下がるので、高配当株は特に株価の下落が大きくなります。」
しかし以下の場合、配当分の下落が相殺(そうさい)されて株価がマイナスにならない場合が有ります。
- 権利落ち日の朝にNYダウが大幅上昇し、日本株市場も大幅上昇した。
- 買った株が権利落ち日に、何か良い株式 ニュースが出た。
- 株価上昇の理由は特に無いものの、たまたま運良く株価が上がった。
女性「この場合、配当金がタダで貰える事になります。」
男性「なるほど。」
女性「日経平均株価が大幅下落した翌日は、権利落ち日でも株価が上昇する事がよく有ります。」
当ブログ管理人も、それを狙いに行く事が有ります。
権利付き最終日に両建て
2つ目の意味として
女性「権利付き最終日に両建てすれば、ノーリスクで配当金がタダ取り出来るわ!」
と言う考え方です。
この方法で本当に「配当金タダ取り」が出来るかどうかですが、配当金タダ取りは出来ません。
両建てで配当タダ取りは出来ない
配当落ち調整金の支払い
配当の「権利付き最終日」を跨(また)いで「空売り」をすると、信用配当金がマイナスになります。
女性「信用配当金がマイナスの場合、配当の金額に相当する「配当落ち調整金」を支払う事になります。」
従って「現物買い+信用売り」をした場合、「現物買いで貰える配当金」が「信用売りの配当落調整金」に相殺(そうさい)されます。
ですから、配当金狙いの両建ては無意味です。
手数料や逆日歩の発生
しかも、手数料無料の株 証券会社 キャンペーンを利用していなければ、売買手数料が掛かります。
さらにヘタすると、追加で逆日歩 ぎゃくひぶを喰らう可能性も有ります。
女性「つまり、ゼロサムどころかマイナスサムです。」
株主優待のタダ取りは可能
「現物買い+信用売り」のメリットとして、株主優待の「権利付き最終日」に行えば優待が貰えます。
女の子「従って、株主優待のタダ取りは可能です。」
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権利付き最終日の日程に関しては、以下を
当ブログ管理人が受け取った株主優待に関しては、以下の記事を参照して下さい。
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