本日、豪ドル円(AUD/JPY)は74.69円、NZドル円(NZD/JPY)は60.57円まで下値を切り下げています。
ここ数日は、ユーロの下げもさることながら、とにかく豪ドル円(オーストラリアドル円)とNZドル円(ニュージーランドドル円)の下げがキツいです。
チャート画像はドル円スプレッド0.7銭固定で御馴染みのトレイダーズ証券 みんなのFX 多機能チャートで表示した「豪ドル円とNZドル円チャート」です。
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それにしても、酷いFX ナイアガラです(;´Д`)
ちなみに為替レートのリアルタイムはサイバーエージェントFX「外貨ex」や外為オンラインのサイトでも見れます(リンク先の少し下に為替レートの一覧があります)
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豪ドル安 NZドル安 理由は?
さて、記事のタイトルの「豪ドル オーストラリアドル NZドル ニュージーランドドル 下落 暴落 理由 原因」ですが、外為どっとコム 速報メールサービスによると。
【市況】東京外為市況(午前)10/05/18
豪RBA議事録にて「現行の金融政策は適正な状態」との内容があったことから利上げ休止への思惑が広がり、一時80.40円台まで売られた。
となっています。
当面、豪ドルの利上げは無さそうなので、これが最近の豪ドル円(AUD/JPY)の下げと、豪ドルに連動して下落するNZドル円(NZD/JPY)も下落して、円高になっている理由の1つとなっている様です。
また、豪ドル/円やNZドル/円はクロス円の通貨ペアなので、最近の円高(米ドル安)も豪ドル急落の原因になっています。
この点に関しては、NYダウ ナスダック 為替レート リアルタイム 自動更新 表示で「米ドル/円」と「豪ドル/円」のチャートを見比べると動きが似ているので良く分かります。
中国の金融引き締め、ユーロ不安
豪ドルの為替レートは、オーストラリア最大の輸出相手国である中国の動向も影響しています。中国 ニュース
オーストラリアは金、石炭、鉄鉱石、銅、ニッケルなどの産出量が多い世界有数の天然資源保有国で、特に鉄鉱石は7割が中国に輸出されています。
よって豪ドルは、最近の中国当局の金融引き締め懸念や、中国株の急落により売られている側面もあると思います。
また、中国の最大の貿易相手国はアメリカや日本ではなく欧州圏で、ヨーロッパで消費されている製品は中国製の製品(Made in China) が多いです。
従って、最近のユーロ不安や、欧州圏の経済状態の悪化によって
欧州圏の経済悪化 → 中国の経済悪化 → 豪ドル下落
という構図も考えられます。ユーロ 欧州 ニュース
円キャリートレードの巻き戻し
それに加え、最近の円高により、円キャリートレード 円借り取引の巻き戻しが起こっている事も、豪ドルやNZドルと言った高金利通貨が急落している要因の1つになっていると思います。
円キャリートレードの巻き戻しは、世界経済が不安定になったり、産油国で戦争やテロが勃発するとリスク回避の為に起きる現象です。