2012年1月2日朝の外国為替市場(欧州市場)でユーロ売りが加速し、一時、1ユーロ=98円71銭~98円66銭をつけました。
ユーロ円98.66は2000年12月以来、約11年ぶりの「円高・ユーロ安」水準です。
市場では「欧州問題の根は深い」として、ユーロ安基調が続くとの見方が大勢となっています。
ユーロ円が98円66銭となった理由は、以下の通りです。
ユーロ円 98円66銭 理由
- 日米やロンドン市場が休場で取引量が少ない中、欧州債務危機によるユーロ売りが電子取引システムの売買で行われ、値動きが大きくなった。
- 2011年12月のユーロ圏製造業活動指数が、5カ月連続で下落
- スペインの財務大臣が、財政赤字がGDP=国内総生産比で8%を超えるという見方を示した事で、ヨーロッパ債務危機の懸念が広がった。
ユーロ安 影響
ユーロ安は、FXトレーダーのみならず、株トレーダーにとっても影響が大きいです。
ユーロが1円、円高方向に進むと、ソニーの場合60億円、トヨタ自動車やキャノンの場合は50億円以上も営業利益が減ってしまいます。
関係有りませんが、当ブログ管理人は昨年の2011年10月~11月に長期保有目的でトヨタ自動車株を平均2,483円で800株ほど、手数料激安のライブスター証券で購入しています。_| ̄|○
ユーロ円 チャート
上のチャート画像は店頭FX 相対FX取引のFX業者のセントラル短資FXの「クイックチャート・トレード」で表示したユーロ円(EURJPY)4時間足チャートです。
「クイックチャート・トレード」は「移動平均線」「ボリンジャーバンド」を始めとした代表的な24種類のテクニカル分析が可能です。
さらに「クイックチャート・トレード」は、チャート上に表示されたニュースの見出しをクリックすると、ニュースの詳細が表示される便利な機能も搭載しています。
さて、「クイックチャート・トレード」を見ると、98円71銭~98円66銭は欧州市場の電子取引システムで一瞬だけ付いた瞬間的なレートなので、FXのチャート上には表示されていません。
ドラゴンボール風に言えば「戦闘力の上昇が一瞬だったので、スカウターで拾いきれなかった」と言った所でしょうか(^_^;)
みらいチャート ユーロ円98円台を予知!
当ブログ管理人は、2011年12月17日のドイツ フランス 国債 格下げ スタンダード・アンド・プアーズという記事で、セントラル短資FXの無料テクニカル分析ツール「みらいチャート」を使って、今後のユーロ円の動きを予想していました。
その時の「ユーロ円レート」は101円50銭で、「みらいチャート」の予想によると「ユーロ円は1ヶ月以内に98円台になる」という予測が2011年12月17日時点で一致率99.13%で出ていました。
何と「1ユーロ=100円割れ」に続いて、約11年ぶりの「1ユーロ98円台」も見事に的中させています。 ガ━(゚Д゚;)━ ン !!!