店頭FXと取引所取引FX
FX業者には、店頭FX(相対FX)と、取引所FX(くりっく365など)の2種類が有ります。
どちらも同じFXですが
- 一般的な店頭取引(てんとうとりひき)のFX
- くりっく365などの取引所取引(とりひきじょとりひき)のFX
の2つを比較すると取引手数料などが異なるので、どちらでFX取引するかは気になる点です。
果たして、どっちがいいのでしょうか?
店頭FXとは?
FXのシェアの大半(8割~9割程度)を占めていて、当サイト管理人がメインで使っているのが店頭FX(店頭外国為替証拠金取引)です。
具体的には
- 外為どっとコム 外貨ネクストネオ
- DMM.com証券 DMM FX
- ヒロセ通商 LION FX(ライオンFX)
- マネーパートナーズ パートナーズFX
- SBI FXトレード
- GMOクリック証券 FXネオ
- OANDA JAPAN(オアンダジャパン)
- FXプライム byGMO
- インヴァスト証券 シストレ24
- インヴァスト証券 トライオートFX
- 外為オンライン
- 外為ジャパンFX
- トレイダーズ証券 みんなのFX
- FXトレーディングシステムズ FXTS FXブロードネット
- LIGHT FX
- マネースクウェア・ジャパン m2j
- FXトレード・フィナンシャル(高速FX、FXTFミラートレーダー、FXTF MT4)
- 岡三オンライン証券 岡三アクティブFX
- ひまわり証券 ひまわりFX
- ひまわり証券 エコトレFX
- アイネット証券 アイネットFX
などのFX業者が該当します。
FX業者のサイトに、特に「くりっく365」と言った事が書かれて無ければ、大抵は相対売買の店頭FX業者に該当します。なお、店頭取引は相対取引(あいたいとりひき)とも呼ばれます。
店頭FX メリット 長所 利点
取引コストが安い
店頭FXの最大のメリットは、スプレッドが狭く取引コストが圧倒的に安い点です
SBI FXトレードの様に、米ドル円のスプレッドが0.3Pips(0.3銭)未満で、取引手数料無料のFX業者が多数有ります。
くりっく365を解説しているサイトの中には「くりっく365の方がスプレッドが非常に狭く、魅力的です。」と言った誤った情報が書かれている場合も有りますが、基本的に店頭FXの方がスプレッドが狭い場合が多いです。
FXでスキャルピング、デイトレード、スイングトレードと言った短期売買をしたい方には、取引コストが非常に安い店頭FX(相対FX)がオススメです。
逆に、くりっく365などの店頭外FX取引の場合は、スプレッドが広いうえに取引手数料がかかる業者が多いので、短期売買は不利です。
最も、くりっく365などの取引所FXは、外貨預金や外国債券、両替と言った方法と比較した場合、非常に安いコストで外貨の取引が可能です。
FX 外貨預金 手数料 比較
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1,000通貨以下で取引可能
店頭FX業者のOANDA JAPAN(オアンダジャパン)、SBI FXTRADE 最低売買単位は1通貨単位です。
また、マネーパートナーズ パートナーズFX nanoの様に100通貨単位で取引できる店頭FX業者や、FX 1,000通貨で売買可能な店頭FX業者が多数有ります。
1,000通貨単位のFX取引なら、FX レバレッジ リスク 危険性を1/10に抑えることが出来るので、FXの経験が全くないFX初心者でも、安心して低リスクでFX取引をする事が出来ます。
しかし、くりっく365などの取引所FXは、FX 最低取引単位が1万通貨単位です。
チャートや取引ツールが高性能
店頭FX業者は、くりっく365などの取引所FXに比べて、チャート・取引ツール・自動売買などが高性能で、ニュースなどの情報量も豊富です。
例えば、マネーパートナーズのハイパースピード(写真右)は、多くのFXトレーダーから「使いやすい」と評判が高いです。
マネーパートナーズFX 評判 評価
最近は、くりっく365などの取引所FXのツールの性能も向上していますが、店頭FX業者の方が性能や種類の多さでは充実しています。
FX ツール チャート 売買シグナル
キャッシュバック実施業者が多い
FX業者では、FXの口座を開設して1回~数回取引すると、数千円~数十万円程のお金が貰えるFX キャッシュバックキャンペーンを実施しています。
店頭FX業者は、特にキャッシュバックキャンペーンに力を入れているうえ、数も多いので、片っ端からハシゴしていくと意外に馬鹿にならない金額になります。
以前は合計で100万円近いお金を、ほぼノーリスクで得る事も可能でした。
人によっては、こっちが店頭FXの最大のメリットの場合もあるぐらいです(^_^;)
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法人口座の最大レバレッジが高い
店頭FX(相対FX)の法人口座は、くりっく365などの取引所FXに比べ、最大レバレッジが高いです。
例えば、FXトレーディングシステムズ FXブロードネットの法人口座の場合、最大レバレッジ400倍で取引出来ます。
FXの個人口座のレバレッジは金融庁主導によるレバレッジ規制により、2010年8月から50倍に、2011年8月から25倍に制限されています。
しかし、FXのレバレッジ規制は消費者保護が目的なので、規制対象は個人顧客のみとなっています。
よって、法人口座はレバレッジ規制の対象外です。
店頭FX デメリット 短所 欠点
以前の店頭FXは税率最大50%
店頭FX(非取引所取引)のデメリットとして、2011年までは高所得者の税率が高くなる欠点が有りました。
2011年までの店頭FXの税金は、所得が195万円以下なら「くりっく365」などの取引所FXよりも税率が低く、330万円以下なら税率が同じでした。
ところが、所得が330万円を超えると店頭FXの方が税率が高くなり、所得が1,800万円を超えると店頭FXは50%の税金がかかっていました。
しかも店頭取引税率の場合、FXの利益と給与所得などの他の所得が合算されていたので、年収330万円以上の大半の社会人の方は、FXの利益に割高な税金がかかっていました。
くりっく365は税率一律20%
これに対し、くりっく365などの取引所取引の場合は税率一律20%となっていて、税制優遇されていました。くりっく365 比較 手数料 スプレッド
現在は、店頭FXと取引所FXの税率が同じ
2012年1月1日以降は「店頭FX」と「くりっく365」などの取引所FXの何れも税率一律20%に統一され、税制面の不均衡は解消されたので、取引所FXの特徴「税率一律20%」の優位性は無くなっています。
従って、どちらが良いかと言われれば店頭FXがお勧めです。
特に理由が無ければ、あえて手数料が割高な「くりっく365」を選ぶ理由は無いと言えます。