2011年10月21日のニューヨーク外国為替市場で、円相場が一時「1ドル=75円78銭」に急騰し、2011年8月19日につけた「1ドル=75円95銭」の戦後最高値を更新しました。
1ドル=75円78銭 チャート
上のチャート画像は店頭FX 相対FX取引のFX業者のセントラル短資FXの「クイックチャート・トレード」で表示したドル/円(USDJPY) 10分足チャートです。
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NY前場概況 欧州通貨買い・ドル売り(2011/10/22 00:34)
EU首脳会議に対する期待感の高まりやタルーロFRB理事がQE3の可能性を示唆したことを受け、ユーロドルは一時1.39の大台手前まで上げ幅を拡大するなどドルストレートでのドル売りが活発化。
一方、ドル円はファンド勢の売り等により、ストップを巻き込みながら一時75円80銭付近まで急落し史上最安値を更新。しかしながら、下値では政府・日銀による円売り介入警戒感から押し目買い意欲も強く、再び76円前半まで値を戻している。
0時29分現在、ドル円76.13-15、ユーロ円105.69-72、ユーロドル1.3883-85で推移している。
上のニュースでは「史上最安値を更新」と記載されていますが、これはドルを基準にしているので「ドルが史上最安値」という表現になっています。
ドル円(USD/JPY)のレートが、戦後最高値の円高である「1ドル=75.78」となった理由は、以下の通りです。
1ドル=75円78銭 理由 原因
- 今月23日の欧州連合(EU)首脳会議を前に、債務問題の打開に向けたユーロ圏各国間の調整が難航しているとの見方が市場で広がった。ユーロ 欧州 ニュース
- 欧州の債務問題への懸念から、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きが加速。
- アメリカのタルーロFRB理事が量的緩和策第3弾(QE3)に踏み切る可能性を示唆。
- ニューヨーク市場で投機筋とみられる大口の円買い。
- 上記に挙げた様々な理由によって、2011年03月16日の1ドル=76円25銭 ワタナベ狩りの時の様に、損失を確定させるためのロスカットを巻き込む形となって「ドル売り・円買い」による円高が短時間に加速。