米ドル/円が一時76円25銭に
2011年03月16日(日本時間17日早朝)のニューヨーク外国為替市場で、米ドル/円相場が一時「1ドル=76円25銭」まで急伸しました。
これは1995年4月に付けた最高値「米ドル/円=79円75銭」を上回る、16年ぶりの円高水準です。
上のチャート画像は店頭FX 相対FX取引のFX業者の外為オンラインの高機能チャートツールで表示した、米ドル円(USD/JPY)15分足チャートです。
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1米ドル=76円25銭 原因
東日本大震災による円高
最近は、東日本大震災によって起きた
福島第1原発事故の影響で
円高ドル安が続いていました。
FXで外貨買いをしている個人投資家は、円高ドル安で苦しい状況でした。
着物トレーダー「円高で強制ロスカット(損失確定の反対売買)寸前です。」
ヘッジファンドの円買い
日本時間早朝に、突如1米ドル=76円25銭の「超円高」になった理由ですが、きっかけは「海外ヘッジファンドによる投機的売買」が原因です。
女の子「ヘッジファンドは、ニューヨーク市場の終了間際に大規模な円買い米ドル売りを仕掛けました。
ヘッジファンドによる「円買い米ドル売り」の結果、FXで外貨買いをしていた多くの個人投資家は「強制ロスカット」を喰らいました。
着物トレーダー「大量の強制ロスカット(円買い米ドル売り取引)が自動的に執行され、米ドルが暴落しました。」
為替市場では、投機筋(ヘッジファンドなど)が早朝の為替取引が薄い時間帯に「円買い」を仕掛けた目的は
- 個人投資家に対し、意図的に「強制ロスカット」を狙う。
- もしくは「ストップ狩り(逆指値狩り)」を狙う。
- 最終的に自分達(投機筋)が利益を得る。
為だったとの見方が出ています。
ミセスワタナベ狩り?
標的は日本の個人FX投資家
しかも今回の「海外ヘッジファンド」の標的は、日本のミセスワタナベや
ミセス渡辺「ミセス・ワタナベとは、日本の個人FX投資家の総称です。」
日本のキモノトレーダーを始めとする「日本の個人FXトレーダー」だったと言う見解が、証券関係者のコメントから聞かれます。
着物トレーダー「FXで億ションを買い、映画の様なロマンチックなビューバスに入るのが夢です。」
日本の個人FX投資家は「円高ドル安」局面では、円を売って米ドルを買い
反対に「円安ドル高」局面では、米ドルを売って円を買い戻します。
つまり、逆張りのFX ロングの行動に出る人が多いです。
そして、日本のFX取引は「日本人が起きている時間帯(朝7時〜深夜1時ぐらいまで)」に行われます。
日本人が就寝中に円買い
この習性に目を付けた海外のヘッジファンドは、日本の個人投資家が寝ている「早朝の時間帯(午前5時頃)」に目を付けました。
ヘッジファンド「キモノトレーダーは寝ているな。円買いドル売りのチャンスだ!」
ヘッジファンドは、日本時間午前5時頃に「大量の米ドル/円ショート(円買い米ドル売り)」を仕掛けました。
ヘッジファンドの「米ドル/円ショート」によって急激な「円高ドル安」が起こります。
その結果、日本の個人FX投資家達が持っている「米ドル買いのポジション」は、就寝中に次々強制ロスカットを喰らいました。
着物トレーダー「ロスカットのドミノ倒しが、急激な円高ドル安の要因となりました。」
直後に一転して米ドル買い
ヘッジファンドは、この急激な円高ドル安の時に大量の米ドルを買い込みました。
ヘッジファンド「買った米ドルは、日銀の為替介入で円安ドル高になるのを待ってから売れば大儲けする仕組みです。」
日本の個人FXトレーダーは、ものの見事に外国人ヘッジファンドの「ワタナベ狩り(キモノトレーダー狩り)」にやられた様です(‘A`)
ミセス渡辺「あ”あ”あ”あ”~私の証拠金がぁ~!」
ヘッジファンドの円買い対策
我々がヘッジファンドに一泡吹かせてやるには
- ロングだけで無く、ショートの取引もする。
- あらかじめ米ドル円ロングを76.50銭と言った、まず約定しない様なレートで指値注文で入れっ放しにする。
- ロスカットされそうになったら、早めにクイック入金で証拠金を多めに入金して対策する。
- FX 1,000通貨単位取引で実行レバレッジを下げる。
と言った方法が有効そうです(`・ω・´)
FXの「強制ロスカット」は、株式に例えると
などに該当します。