大納会とは?
年末の株取引最終日
大納会(だいのうかい)とは、日本の証券取引所の年末の取引最終日を指します。
2022年12月30日(金)
今年の大納会は2022年(令和4年)12月30日(金)となっています。
年末年始 カレンダー
2022年(令和4年)12月 | ||||||
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 大納会 | 31 休場日 |
2023年(令和5年)1月 | ||||||
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日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
1 休場日 | 2 休場日 | 3 休場日 | 4 大発会 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 成人の日 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
女性「休場日は、日本の証券取引所、店舗型の証券会社、ネット証券会社のコールセンターは休みになります。」
株の年始の取引開始日・取引時間については、以下の記事を参照して下さい。

大納会 通常は12月30日
大納会は「例年12月30日」です。
12月30日が土曜日の場合は「大納会の日が前日」に、日曜日の場合は「前々日」にズレ込みます。
- 12月30日が土曜日の場合
→ 大納会は12月29日(金) - 12月30日が日曜日の場合
→ 大納会は12月28日(金)
女性「12月31日の大晦日(おおみそか)は、日本株は取引出来ません。」
2023年以降の大納会日
2023年以降の大納会日は、以下の通りです。
- 2023年(令和5年)12月29日(金)
- 2024年(令和6年)12月30日(月)
- 2025年(令和7年)12月30日(火)
- 2026年(令和8年)12月30日(水)
- 2027年(令和9年)12月30日(木)
2022年以前の大納会日
2022年以前の「大納会の日付、日経平均株価終値、騰落要因の一覧表」は、以下の記事を参照して下さい。

税金対策の売買について
特定口座の場合
確定申告が不要な「特定口座」の国内上場株式を「節税目的(損出し・益出し)」で売却する場合
- 「年内受け渡し最終日」までに、含み損(又は含み益)が出ている銘柄を売却する。
- 「年内受け渡し最終日」は、大納会の2営業日前の「権利付き最終日」。
- 「権利付き最終日」までに損失(又は利益)を確定すれば、損益を相殺(そうさい)する事が出来ます。
- 売却した銘柄を「同じ証券会社の特定口座」で買い戻す場合は翌営業日以降に行います(売却した日に買い戻した場合、特定口座の制度により取得単価が平均化されます。)
女性「年末の権利付き最終日は、2022年(令和4年)12月28日(水)です。」
権利付き最終日についての解説は、以下の記事を参照して下さい

女性「権利落ちの12月29日(木)以降に特定口座の株を売却した場合は、受け渡し日が翌年になります。」
従って、年内の損益として計上されません(課税対象から外れます。)
特定口座の年間損益は「譲渡益税(じょうとえきぜい)明細」で確認出来ます。
詳細は「証券会社名+譲渡益税」などで検索して下さい。
株が分散している場合
株が複数の証券会社に分散している方は
- 手数料の安い証券会社に株を移管して、一社にまとめる。
- ネット証券の場合、株の移管費用は無料のケースが多い。
- まとめれば「確定申告不要で損益通算(節税)」が可能。
証券会社の「取引手数料、口座開設費、口座維持費、クイック入金手数料、出金手数料」の比較は以下の記事を参照して下さい。

一般口座の場合
確定申告が必要な「一般口座」も、「特定口座」と同様に「年内受け渡し最終日(権利付き最終日)」が基準となります。
女性「ただし一般口座は、確定申告の際に納税者の選択で、約定日を基準にする事も出来ます。」
詳しくは所轄の税務署に、ご確認下さい。
NISA口座の場合
2022年のNISAの非課税枠の期日は、国内上場株式の場合「年内受け渡し最終日の2022年(令和4年)12月28日(水)までの買付」が対象です。
女の子「権利落ちの12月29日(木)以降にNISAで日本株を売買すると、2023年度の非課税枠になります。」
投資信託
投資信託の場合は、ファンドごとに受渡日が異なります。
詳細は、現在利用中の証券会社のサイトにてご確認下さい。
外国株
外国株(米国株や中国株など)の場合、国ごとに受け渡し日が異なります。
また、証券会社ごとに「締め切り時間」も異なります。
詳細は、現在利用中の証券会社のサイトにてご確認下さい。
大納会 取引時間
東証 平常通り
大納会の株取引時間は
- 前場「AM 9:00~11:30」
- 後場「PM12:30~15:00」
となっており、通常通りの東証 取引時間となっています。

大阪取引所 平常通り
大阪取引所のデリバティブ(日経225先物取引など)に関しても、通常通りの時間帯で取引が行われます。
夜間取引(ナイトセッション)も実施されます。
詳細は以下の公式サイトを参照して下さい。
なお、どの証券会社で株取引していても、大納会の日程・終了時間は同じです。
以前は半日立ち会い
大納会(だいのうかい)の東京株式市場マーケットは、2008年(平成20年)までは午前11時の前場終了で当日の株取引は終了しました。
後場(午後の株取引)は休場となる半ドン(半日休日)でした。
アローヘッド導入で終日売買
2010年(平成22年)1月4日から、東証の新売買システム「アローヘッド」が稼働しました。
女性「年明けのアローヘッド稼働に先立ち、大納会は2009年(平成21年)12月30日から通常日と同じ売買時間(終日取引)に変更されました。」

東証以外の他の証券市場
についても、東証に合わせて終日立会いに営業時間が変更されています。
取引時間変更についての詳細はこちら(pdf)
大納会 株価の傾向
株価上昇が多い
大納会日は、株価(日経平均株価)が上昇する事が多いです。
女子高生「大納会は、掉尾の一振(とうびのいっしん)の格言が有ります。」
株価上昇 理由
大納会の株価上昇の理由として12月に入ると、損出し(株の節税対策の損失確定売り)が多くなります。
女子高生「損益通算や権利落ちで、12月下旬まで株価が下落し易いです。」
しかし大納会当日は、それらの売り圧力が一段落します。
女子高生「従って、株価が上昇しやすいアノマリー(傾向)が有ります。」
リスク回避で下落する事も
ただし、必ずしも大納会の株式市況が良いとは限りません。
女性「最近は、休場中のリスク回避の為に手仕舞い売りをしたり、買い控えをするトレーダーが多いです。」
例えば、休場中に
女性「東日本大震災や首都直下型地震などの大災害の発生。」

女性「新型コロナ変異種の大流行、ウクライナや台湾の有事。」
と言った事態が発生し、大発会 株価が暴落する可能性も少なからず有るからです。


関連サイト
証券取引所の公式サイトで「年末年始の日程・取引時間」を確認したい方は、以下を参照して下さい。
日本取引所(東証、大取)
- 大納会・大発会イベント日時
(毎年11月下旬頃に内容更新。) - 取引時間・休業日
- 営業時間・休業日一覧
- JPXカレンダー2022年12月
- JPXカレンダー2023年1月
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