フォーランドフォレックス(Foreland Forex)「フォーランドオンライン(Foreland Online)」で2010年1月26日の正午より、新規注文の受付が停止になっている件ですが、1/28 午前9:00時点においては、保証金が不足する状態を一旦脱し、強制決済回避となった様です。
以下、フォーランドフォレックスのアナウンスからの引用です。
1月28日(木)午前9:00時点での最新情報 2010/01/28 09:55:00
皆様方のご協力によりフォーランドフォレックスの総建玉数量は本日午前9:00時点までに一定数量減少致しました。
想定必要決済数量から見ると、なお相当数量不足している状況に変わりはございませんが、 お客様が決済注文を発注可能な現在の状態を可能な限り維持するべく、各金融機関などと交渉を続け、保証金の不足解消に貢献する可能な限りの手立てを同時に講じたことで、本日午前9:00時点においては、保証金が不足する状態を一旦脱しました。
しかしながら、必要保証金は日中のレート変動等により担保価値が減じた場合には随時、カバー先金融機関より増額を求められるものであり、状況の変化により、再度保証金が不足する状態となる可能性もございますので、本日以降も保有建玉の全部又は一部を決済する事による建玉縮減の検討をお願い致したく存じます。
引用ここまで。
とりあえず、フォーランドフォレックス「フォーランドオンライン」の建て玉強制決済は、回避された様です。
なお、今朝(2010年1月28日)の「日本経済新聞 朝刊 7面 中央左」に、フォーランドフォレックスについての記事が「中堅FX業者 新規注文停止 規制実施前に」というタイトルで小さく掲載されています。
内容は「顧客資産は信託保全しており影響はない。財務は強固で今後、通常営業に戻る見通し」と言った事について記載されています。
フォーランドフォレックスは中堅FX業者だったんですね。最大手は外為どっとコムですが。
今回のフォーランド事件に対する、我々の対応は?
今回のフォーランドフォレックス事件は、信託保全義務化に伴う一過性の特殊要因が原因で起きた事件です。
よって今後、フォーランドフォレックスで、同じ事件が繰り返し起こる可能性は、ほぼ無いと言えます。
尚、「フォーランドフォレックス フォーランドオンライン」は、ポジションの持ち越しにより発生するスワップポイントが、業界最高水準の金利で有名なFX業者ですが、常時必ずしも全ての通貨ペアにおいて、スワップ金利がFX業界一位という訳では有りません。
よって、フォーランドフォレックスが不安なスワップ派の方は、スワップが多く、全額信託保全(完全信託保全)を導入している他社のFX口座をいくつか開設して、フォーランドオンラインのFX口座と併用される事をお奨めします。
FX 比較 ← FX業者各社の信託保全導入状況
なお、「フォーランドフォレックス フォーランドオンライン」に関する当サイトの他の記事は、下のリンクをクリックすれば閲覧出来ます。