FX業者の現状
FX業者の数が減少中
FX業者は、一時期は150社ぐらい有りました。
女子高生「しかし現在は、大幅に減っています。」
FX会社の設立は、銀行などの金融機関に比べれば参入障壁が低いです。

しかも以前は簡単にFX事業を開始出来たので、多くの企業が参加しました。
勝ち組FX会社「その結果、競争による生き残り合戦が激しくなりました。」
既にFX会社の淘汰(とうた)や統合は、かなり進行しています。
事業撤退・統合の理由
- 事実上の取引手数料であるスプレッドが、FX業者間で熾烈な引き下げ競争が行われている。
- FX レバレッジ規制の導入で、レバレッジが最大25倍までに規制され、取引量が減っている。
- リーマンショック時の急激な円高や、東日本大震災 円高などでFXで顧客が損をした。
- 損失で資金を失い、FXから撤退したミセスワタナベやキモノトレーダーなどの顧客が多い。
- FX キャンペーンのキャッシュバックで小遣い稼ぎをする顧客が増え、FX業者の利益を圧迫している。







FX業者が倒産した場合
女性「FX業者が突然潰れて、預けたお金が返って来ない〜」
と言った事は有りません。
倒産してもお金は返却
信託保全が義務化され、法整備も整った現在ではFX業者が突然、倒産・破綻してお金が返って来なくなると言った事は一切無くなりました。

FX事業売却の場合
NTTの系列会社であるNTTスマートトレードは2011年にFX事業から撤退し、FX業務をカバー取引先であるセントラル短資FXに移管しています。
移管先に引き継がれる
女性「FX事業を他社に移管すれば、ポジションや証拠金は移管先のFX会社に、そのまま引き継がれます。」
自主廃業の場合
FX事業を他社に移管せずに自主廃業となった場合でも、倒産したFX業者の社長や社員が
FX業者社長「顧客のお金を持ち逃げするぜ!」
と言った事は出来ないので、資金が帰って来ない事は有りません。
ポジションは強制決済
自主廃業の場合は、ポジションは全て自動決済となります。
女性「証拠金は、出金先として登録した銀行口座に自動的に振り込まれます。」
自主廃業の問題点
女性「自主廃業の場合は、為替相場が悪い時期でも強制的に口座の解約を迫られます。」
従って、含み損を抱えたポジションも強制的に決済されます。
過去の例として、平成20年(2008年)に自主廃業した「トレイダーズFX」が該当します。

自主廃業の場合「ポジションを塩漬けにして、時間を掛けて良い相場を待ちたい」と言う戦略の人にとっては問題が大きいです。
女性「しかも、慣れていたFX取引システムも使えなくなります。」
自主廃業を避けるには?
自主廃業によるポジションの強制決済が心配な方は、資本金・口座数・取引量の多い大手FX業者を選ぶと良いと思います。
零細FX業者は、いずれFX事業を終了したり他社と統合し、生き残るFX業者は相当少なくなるはずです。

確か40社ぐらいですよね。

その位の数に
統合されるかもね。
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