店頭FX 相対FX取引のFX業者の121証券が、平成23年10月6日から平成24年1月5日までの間、業務休止すると発表しました。
倒産した?と勘違いしている方が居る様ですが、自主的な業務停止なので倒産では有りません。
以下、121証券からのメールより引用です。
目次(タップで各項目へ)【重要】一部業務休止のお知らせ
お客様へ
東京都新宿区西新宿1-19-6
121証券株式会社平素より121証券(株)を御愛顧頂いておりますこと、心より御礼申し上げます。
さて、昨今の激動する為替、株式市場に於いて現状の121証券の資本力のままで従来どおりの業務を
継続した場合、投資家保護に欠けることとなる状況を招来する可能性も否定出来ません。
従いまして、十分な資本増強が達成されるまで一旦業務の一部を休止し、
投資家保護に万全を期すべきとの結論にいたった次第です。
業務休止期間中に資本増強をはかり、お客様が安心して取引頂ける態勢での業務再開を目指し、
尽力してまいる所存でございます。
お客様には多大なご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんが、
何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。※尚、お客様の資産は、日証金信託銀行に100%分別管理(完全信託保全)を徹底しておりますので、
返金につきましてはご安心下さい。『業務休止期間中の休止業務の内容等』
121証券は平成23年10月6日から平成24年1月5日までの間、
株式取引は新規口座開設の申込、新規の売買、他社から株券の移管、
お客様からの新規入金(追加保証金、信用決済損金、品受け代金を除く。)を停止し、
決済取引及び現建玉の品受けのみ行うことにします。FX取引においても新規口座開設の申込、新規の売買、
お客様からの新規入金(ロスカットをさける為の追加保証金を除く。)を停止し
決済取引のみ行うことにします。また、お客様から預り資産の返却依頼を受けた場合には、現金の預り金は121証券に届出をしている
銀行等口座に送金し、株券を預かっているお客様については、
お客様に所定の書類を郵送し必要事項を記入・捺印していただき、
お客様の指定する証券会社へ移管手続きを開始します。※株式・・・10/5大引けまでの新規売買の未約定注文はすべて失効となります。
※FX・・・日本時間10/6午前06時00分以降において未約定注文(新規のみ)はすべてキャンセルとなります。【お問い合わせ先】
株式取引 03-5339-9915
FX取引 03-5339-9917 03-5339-9918
月曜~金曜日 AM9:00~PM5:00(土日、祭日を除く)
引用ここまで。
121証券 ← 121証券のサイトはこちらです。
このメールは、私の場合「2011/10/03 15:07」に「【重要】一部業務休止のお知らせ」という件名で届いているので、121証券に口座をお持ちの方で、まだメールを見ていないという方は、メールボックスをチェックして見て下さい。
倒産では無く、自主的な業務休止
121証券は、自主的に業務停止(営業停止)するので「行政処分、法令違反、業務改善命令、業務停止命令、経営破綻、会社更生法、倒産 潰れた、廃業、民事再生法手続き申請」と言った状況では無い様です。
口座を持っている方の中には「121証券 出金方法 手続き」が分からなくて焦っている人が居そうですが、預けた証拠金は、日証金信託銀行にて100%完全信託保全されています。
従って121証券で、スワップポイント目的でポジションをホールドし続けている方や、糞ポジをアホールドしている方は、慌てて証拠金を全額引き出したりしなくても大丈夫です。
業務停止期間中は新規にポジションを建てる事こそ出来ませんが、決済取引や証拠金の出金は、いつでも可能です。
121証券は、高機能ツール「メタトレーダー4(MetaTrader4、MT4)」が日本時間で使える数少ないFX業者なので、便利に使っていた人にとっては残念です。
MetaTrader メタトレーダー ← メタトレーダーに関する記事一覧はこちら。
121証券 業務停止 理由
121証券が何故、業務停止(営業停止)になったかの理由ですが、121証券のメールを読むと
昨今の激動する為替、株式市場に於いて、現状の121証券の資本力のままで従来どおりの業務を継続した場合、投資家保護に欠けることとなる状況を招来する可能性も否定出来ません。
と書かれています。
ちょっと抽象的で分かり図らい表現です。
上記に書かれている内容と全く違いますが、個人的には
- FX レバレッジ規制によるFXレバレッジ規制 影響で取引量が減少
- 過熱するスプレッド競争による利益率の低下
- FX キャッシュバックキャンペーンによる顧客の奪い合い
などで121証券の経営が厳しくなったから、自主的に業務停止したのではないか?と思っています。
FX専業会社中で資本金No.1を誇る「マネックスFX」なら、こういった心配は無さそうです。