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6日のニューヨーク株式市場は、ギリシャ・ポルトガル・スペインと言った欧州諸国の財政懸念に加え、株式売買の誤発注をきっかけとした相場の混乱によって、NYダウ平均株価(30種)は7分間で約600ドルも暴落しました。
NYダウが一時、998.50ドル暴落
NYダウ平均株価は一時、前日比998・50ドル安の9869・62ドルと取引時間中では過去最大の下げ幅を記録しました。
その後は急速に買い戻され、NYダウ終値は347・80ドル安の1万520・32ドルとなっています。
外国為替市場ではユーロが売り浴びせられ、一時1ユーロ=110円台と8年5カ月ぶりの円高・ユーロ安となり、円は対ドルでも一時1ドル=87円台と5カ月ぶりの円高水準まで上昇し、外国為替市場はパニック状態に陥りました。
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誤発注は、シティのトレーダーの入力ミス?
市場筋によると誤発注したのは、米銀大手シティグループ(Citi Group)のトレーダーで、消費財大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)株を1600万株空売りする際、millions(ミリオン=100万ドル単位)の売りとするところを、billions(ビリオン=10億ドル単位)と、1000倍の売り注文を誤って出したことが原因との噂が出ています。
この誤発注により、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の株価は、一時37%安を付けました。(終値は前日比2.3%安)
そして株価が一定以上の比率で下落した際に、証券会社が損失を回避するためにコンピューターが自動的に売り注文を出すシステム取引の連鎖が下落に拍車をかけ、NYダウは一気に998ドル安まで暴落しました。
誤発注と言えば、2005年に日本の「みずほ証券」がジェイコム株に対して大量の誤注文を出して起きた「ジェイコムショック」が有名ですね
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