今年の東日本大震災直後の協調介入 為替介入 市場介入 東日本大震災以来の、為替介入に関する記事です。
本日2011年8月4日(木)、外国為替市場で政府、日銀が単独介入による円売りドル買いの為替介入に踏み切りました。
日銀 単独為替介入 チャート
日銀が、午前10時過ぎから大規模な円売りドル買い介入を実施した結果、1ドル=約77円で推移していた為替レートは、午後7時頃に1ドル=80円以上にまで急反発しました。
1ドル=80円の大台は、先月の2011年7月12日以来です。
上の日銀砲のチャート画像は店頭FX 相対FX取引のFX業者のフォーランドフォレックス フォーランドオンラインのDRV分析チャート
で表示したドル円10分足チャートです。
「DRV分析チャート」は、FXチャートでは珍しく日経平均、NYダウ、NY原油、米国債などのチャートも同時に表示出来るので、ドル円とNYダウを重ねて相関を見たり、ドル円と金(GOLD
)やWTI原油レートの相関を確認すると言った分析が可能な高性能チャートです。
日経平均とNYダウを重ねて相関を見たりする事も可能なので、「DRV分析チャート」はFXトレーダーのみならず、株・CFD・商品先物取引トレーダーの方にとっても非常に役立つツールです。
さて、上のチャートを見ての通り、為替介入の直後から急激な円安ドル高となっています。
円売り介入は海外市場でも継続しており、介入額は過去最大の4兆円規模に膨らんだとの見方が出ています。
ちなみに為替レートのリアルタイムはサイバーエージェントFX 外貨exや外為オンラインのサイトでも見れます(リンク先の少し下に為替レートの一覧があります)
サイバーエージェントFX キャンペーン 外為オンライン キャンペーン
単独介入 理由 目的 なぜ?
今回の日銀(日本銀行)の単独介入の目的は、一時1ドル=76円台に突入するなど過去最高値水準となった円高を是正するための処置です。
過度の円高は、東日本大震災からの復活を目指す日本経済に悪影響を及ぼしたり、国内メーカーの生産拠点の海外移転と言った産業の空洞化に繋がるからです。
ただ、現在の円高は米景気の減速や米債務問題などが原因となっているので、今のドル安基調を覆すのは困難です。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の米国債 格下げ懸念のほか、アメリカ経済の生産や消費の低調さを示す経済指標 重要指標も続いており、市場では「ドル安の流れは変わらない」との見方が大勢となっています。