スワップ3倍デーとは? 意味
FXでは、NY市場クローズ(日本時間の朝7時、サマータイムの場合は朝6時)にロールオーバーが行われます。
その際、スワップポイントが受け取れます。
木曜朝はスワップポイント3倍
そして多くのFX業者では、水曜のNY市場クローズ(日本の場合、木曜の朝)は、通常の3倍のスワップポイントが受け取れます。
女性「これをスワップ3倍デーと言います。」
スワップ3倍デー 画像
↓画像はDMM FXのスワップポイントカレンダーです。
上のDMM FXのスワップカレンダーでは、6月23日のスワップポイントが、FX ロングとFX ショートの何れも全て22日の3倍になっています。
例えば、6月22日のドル円の買いスワップポイントが3なのに対し、6月23日は9です。
スワップが3倍貰える理由
スワップが3倍もらえる理由の説明ですが、FXは取引の2営業日後に受渡し日を迎える為替取引です。
従って水曜日にポジションを保有した状態でNY市場クローズ時間を超えると、木曜日の2営業日後は翌週の月曜日となり土日を跨(また)ぎます。
その為、木曜日の朝の時点で3日分のスワップを受け取る事が出来ます。
因みに、日本かアメリカのどちらかの金曜日が祝日の場合は、水曜日の朝にズレ込みます。
土日の分のスワップが先に貰える
つまり、土日の分のスワップポイントが先にもらえるので、スワップが通常の3倍と言う事になります。
上記の理由から「スワップ3日デー」や「スワップ3日分デー」と呼んでも良さそうですが、この様に言われる事は、あまり無い様です。
因みに、スワップ2倍デーは有りません。
GWはスワップ4~8倍になる事も
ゴールデンウィーク GW FX 為替取引の場合、祝日が4~6日続く事も有ります。
その場合、ゴールデンウィーク スワップポイント 4倍 8倍となる事も有ります。
優待や配当がまとめて貰えるのと同じ
スワップポイントがまとめて貰える理屈は、株取引の権利確定日と、2営業日前の権利付き最終日の関係に似ています。
株取引では、権利付き最終日に一日だけ株を持っていれば1年分もしくは数か月分の株主優待や配当金がまとめて貰えます。
スワップ3倍デー FX必勝法
スワップポイントは、NY市場クローズ時に一瞬でもポジションを持っていれば受け取れるので、デイトレやスキャルピングでもスワップは発生します。
ロールオーバー時にポジション保有
そこで、まず思いつくのが「スワップ3倍日のロールオーバー時に、スプレッドが狭いFX業者で一瞬ポジションを持って、すぐ決済する」というデイトレ・スキャルピング形式のトレード方法です。
ただ、考えることはみんな一緒の様で、スワポ3倍デーの時はロールオーバー直前に為替レートが上昇し、ロールオーバー直後には下がってしまう事が多いです。
特にスワップ金利の高い豪ドル オーストラリアドル、NZドル ニュージーランドドル、南アフリカランドと言った通貨ペアは下げ幅が大きいです。
さらに、ロールオーバー時はスプレッドが広がったり、値動きが荒くなったりする事が多いので、買いと同値で決済するのが難しいです。
少し前にポジション保有する
よって、スワップ金利3倍狙いの場合は、水曜のNY市場クローズの直前では無く、少し前に買っておいた方が利益を上げやすいと思います。