円高・円安を利用した投資手法
アメリカが景気悪化などで円高ドル安になると、日本では手持ちの日本円をドルに両替(交換)して、円安ドル高になったら再び日本円に戻して、為替差益で儲けようと考える人が出て来ます。
確かに銀行や空港なら、日本円を米ドル・ユーロ・ポンドなどの外貨に両替する事が出来ます。
ドルに両替した場合の利益
仮に、円からドルへの交換の際に手数料を取られないと仮定した場合、1ドル=100円の時に銀行や空港に1万円持っていってドルに両替すれば、10,000(円)÷100(円)=100となり、100ドルになります。
そして1ドル=110円になったら、両替した100ドルを日本円に両替しに行けば11,000円になるので、11,000-10,000=1,000で、1,000円の儲けになります。
10倍の10万円をドルに両替した場合は1万円、100倍の100万円をドルに両替した場合は10万円、1000倍の1000万円なら100万円の儲けです。
ドルに両替するには手数料が必要
ところが、銀行や空港で日本円をドルに両替すると通常は、1ドルあたり片道約3円の為替手数料が必要です。(マネーパートナーズ 外貨両替による格安両替は除く。)
例えば1ドル=100円の時に銀行でドルを買おうとすると、3円程度の為替手数料が必要なので103円程度で買う事になりますし、為替相場が1ドル=106円に上昇しても103円でしか売れません。
つまり、1ドルあたり往復約6円の手数料がかかるので、6円ほど円安ドル高になっても利益は全く出ない訳です。
円高・円安で儲けるならFXがお勧め
下の画像は、国内の店頭FX 相対FX業者で最もスプレッドが狭いと思われるSBI FXトレードのスプレッドです。
円高・円安による為替差益を狙うならば、両替では為替手数料が高いのでFXを考えた方が良いと思います。
FXは手数料が安く、利息も付きます
FXなら預けている間にスワップポイント(金利・利息)も付きますし、両替にかかるコストは、買値(ASK)と売値(BID)の差のスプレッドが米ドルの場合0.27銭程度です。
従ってFXなら0.27銭、円安ドル高になるだけで利益が出ます。
外貨の現金を両替する場合と比較すると、FXならコストは二千分の一以下で済みます。
外貨に投資する方法は他にも外国債券や外国預金などが有りますが、為替初心者なら手間とコストを考えれば、FX(外国為替証拠金取引)での低レバレッジ運用が適当だと思います。
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