逆指値注文とは? 意味
逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)とは、株やFXなどの取引で
- 指定した値段以上になれば買う。
- 指定した値段以下になれば売る。
と言う注文方法です。
逆指値注文の例
- 現在、115円
- 116円以上になれば買う(逆指値買い。)
- もしくは、114円以下になれば売る(逆指値売り。)
指値注文との違い
通常の指値注文(さしねちゅうもん)の場合
- 指定した値段以下になれば買う
- 指定した値段以上になれば売る
と言う注文方法で、指値注文の逆の注文方法であることから「逆指値注文」と呼ばれています。
逆指値注文 メリット
リスクを抑える事が出来る
事前にロスカットしたい価格で逆指値注文を出しておく「ストップロス注文」として使います。
そうすれば、株価や為替レートが予想より大きく下落した場合でも、損失を最小限に抑える事が出来ます。
女性「株価や為替レートが大きく下落したにも関わらず、損切せずに持ち続けた結果、コツコツドカンで大損した。」
女性「FX取引で、寝ている間に為替レートが急変し、ロスカット手数料を徴収された。」
と言った事が多い方に有効な方法です。
リスクを抑えて高値も狙える
株価や為替レートが上がった時に、上昇に合わせて逆指値の価格を上げていく「トレール注文(トレイリングストップ注文)」と言う方法も有ります。
女子高生「そのまま持っていれば沢山儲かったのに、少しの利益で売ってしまい、利益を伸ばせなかった。」
男性「売るのが遅れてせっかくの含み益を逃がしてしまった!」
と言った事が多い方に有効な方法です。
女性「トレール注文なら、下落リスクを抑えつつ、高値を追求出来ます。」
逆指値注文 デメリット
FXの場合、逆指値注文は必ずしも設定したレートで約定する訳では有りません。
設定レートを超えて約定
女性「相場状況によっては、設定したレートを超えて約定する場合が有ります。」
FXでは以下の様な場合、逆指値注文で指定したレートをオーバーし、スリッページして約定する可能性が有ります。
FXの逆指値注文は「指定した価格にレートが到達した時点で、ストリーミング注文を出す」と言う注文方法です。
従って「指定価格」よりも「約定する事」に重点が置かれています。
関連用語
ストップ注文
逆指値注文は、損失を限定する目的で行うことが多い事から、以下の様な名称でも呼ばれています。
- ストップ注文
- ストップオーダー(Stop Order)
- ストップロスオーダー(Stop Loss Order、SLO)
トリガー注文
逆指値注文は「トリガー注文」とも呼ばれています。
「指定した条件(トリガー価格)に達したら指値を有効にする」と言う注文方法で有る事が由来です。