2011年9月7日のスイスフラン 暴落 スイス中央銀行 SNB 無制限介入 為替介入 市場介入以来の、為替介入に関する記事です。
本日2011年10月31日(月)、外国為替市場で政府、日銀が単独介入による円売りドル買いの為替介入に踏み切りました。
日銀 単独為替介入 ドル円 チャート
日銀が、午前10時25分から大規模な円売りドル買い介入を実施した結果、1ドル=約75円半ばで推移していた為替レートは、一時、1ドル=79円55銭まで円安が進みました。
上の日銀砲のチャート画像は店頭FX 相対FX取引のFX業者のフォーランドフォレックス フォーランドオンラインのDRV分析チャート
で表示したドル円5分足チャートです。ドル円 USDJPY スプレッド 比較
「DRV分析チャート」は、FXチャートでは珍しく日経平均、NYダウ、NY原油、米国債などのチャートも同時に表示出来るので、ドル円とNYダウを重ねて相関を見たり、ドル円と金(GOLD
)やWTI原油レートの相関を確認すると言った分析が可能な高性能チャートです。
日経平均とNYダウを重ねて相関を見たりする事も可能なので、「DRV分析チャート」はFXトレーダーのみならず、株・CFD・商品先物取引トレーダーの方にとっても非常に役立つツールです。
ちなみに為替レートのリアルタイムはサイバーエージェントFX 外貨exや外為オンラインのサイトでも見れます(リンク先の少し下に為替レートの一覧があります)
サイバーエージェントFX キャンペーン 外為オンライン キャンペーン
さて、上のチャートを見ての通り、為替介入の直後から急激な円安ドル高となっています。
介入規模は、一日としては過去最大だった前回2011年8月4日の為替介入 市場介入 日銀砲 チャートの時に記録した約4.5兆円を上回り、7兆5000億円規模に達するとの見方が出ています。
介入後、午前11時40分~午後3時ごろの間、チャートが完全に真っ平らになっていますが、これはチャートの表示が変なのでは無く、日銀が相場が一定水準で固定するように異例の「指し値介入」を断続的に実施したからと見られています。
日銀 単独為替介入 ユーロ円 ポンド円 豪ドル円 チャート
上の画像は、ドル円為替介入時の、ユーロ円のチャート画像です。
ユーロ円 EURJPY スプレッド 比較
上の画像は、同じくドル円の為替介入時の、ポンド円のチャート画像です。
ポンド円 GBPJPY スプレッド 比較
上の画像は、同じくドル円の為替介入時の、豪ドル円のチャート画像です。
豪ドル円 オーストラリアドル円 AUDJPY スプレッド 比較
いずれのチャートも全く同じ動きですが、日銀は「ユーロ、ポンド、豪ドル」に対しても為替介入を実施している訳では有りません。
「ユーロ円、ポンド円、豪ドル円」などの通貨ペアは、クロス円の通貨ペアなので、円安ドル高に連動して、クロス円通貨も円安になっています。
単独介入 理由 目的 なぜ?
今回、日銀(日本銀行)が今年3度目となる市場介入に踏み切ったのは、取引量が少ない10月31日早朝のオセアニア市場で、投機筋などが円買いを仕掛け、円相場が一時、1ドル=75円32銭まで上昇し、戦後最高値を更新した為です。
しかし、その後のロンドン市場では一時、1ドル=77円台後半まで再び押し戻されており、市場では単独介入の限界を指摘する声が早くも出ています。
現在の円高は米景気の減速や米債務問題などが原因となっているので、今のドル安基調を覆すのは困難の様です。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の米国債 格下げのほか、アメリカ経済の生産や消費の低調さを示す経済指標 重要指標も続いており、市場では「ドル安の流れは変わらない」との見方が大勢となっています。
過度の円高は、東日本大震災からの復活を目指す日本経済に悪影響を及ぼしたり、国内メーカーの生産拠点の海外移転と言った産業の空洞化に繋がります。
コメント
チャートが平坦になっているのは、日銀の意図ではなく、振り込み詐欺被害の結果です。介入は為替レートに影響を与えるために実施します。MPDの裁定取引が原因で、結果として固定レートで8-9兆円のドルを取得しています。詳細は、http://economicstability.asablo.jp/blog
円の外国為替市場介入における裁定取引
を参照してください。
?さん、こんにちは。
>チャートが平坦になっているのは、日銀の意図ではなく、振り込み詐欺被害の結果です。
当ブログでチャートが平坦になった理由を「日銀の指値介入」としているのは、当時の新聞やニュースで「日銀の指値介入が原因との指摘が市場で相次いでいる」と解説していたからです。
>MPDの裁定取引が原因で、結果として固定レートで8-9兆円のドルを取得しています。
>詳細は、http://economicstability.asablo.jp/blog
>円の外国為替市場介入における裁定取引を参照してください。
上記の記事を読みましたが、チャートが平坦になった理由が「MPDの裁定取引が原因」という事実は、他のサイトでは確認出来ませんでした。